本日はフェイスブックつながり+友人の仲間の方から

相談を受けた、頚椎症、胸椎症について解説していきます。

頚椎症、胸椎症というのがなじみのない方に簡単に説明すると、

中高年、年配の方が病院でいわれたりする「加齢のせいで背骨の間が狭くなってうんぬんかんぬん」

の事だと考えてもらえばOKです。

頚椎症・胸椎症の概要

まずは頚椎症から。日本整形外科学会より引用します。

加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)の変化によって、脊髄からわかれて上肢へゆく「神経根」が圧迫されたり刺激されたりして起こります。
遠近両用眼鏡でパソコンの画面などを頚をそらせて見ていることも原因となることがあります。

年を重ねると背骨の間が狭くなりますが、その際に神経を圧迫して症状が出るっぽいということのようです。

こちらにも記事を載せています。冊子のPDF化でしょうかね?

胸椎症の方は、ほぼ記載がなく、胸椎症と呼称している内容を記載している病院のサイトがある程度です。

腰椎症と言われるものは記事がいくつか散見できるので、背骨の変形によるうんぬんかんぬんは、

首と腰が起こりやすいと考えてください。

これには理由があり、ヘルニアも同様なのですが、頸椎と腰椎は前後の動きが良いエリアになるのですが、

胸椎(肋骨がついてる12対の背骨)は、前後の動きにはあまり関与しません。

動いていない場所よりも、動いている部分の方がストレスがかかりやすいので、ヘルニア的に背骨の

変形を起こすのは基本首と腰というわけです。胸椎は肋骨がついていて、肋骨自体が内臓を守る

働きもあるので、そもそもめっちゃ動くと困ります。

とりあえず概要まとめとしては、背骨が変形して神経挟んでると思われる症状をさす、ただし

ヘルニアほどこのっちゃない、という感じでご理解ください。

日本整形外科学会が提案する治療法

基本的には自然治癒する疾患です。症状が出ないように頚椎を後方へそらせないようにし、適切な方向への頚椎牽引や症状が強いときには消炎鎮痛薬の投薬などが行われます。治るまでには数か月以上かかることも少なくなく、激痛の時期が終われば気長に治療します。

筋力低下が著しい場合や、強い痛みで仕事や日常生活が障害されている場合は、手術的治療を行う場合もあります。

 

ほっといても大丈夫できな疾患扱いのようです。

痛みが出る方向には動かさないで、薬飲んだり牽引したりしてるうちに治っていきますよ、という感じです。

だがしかし、治らなければ、どうするよ

しかし現実問題治らない人もいます。

定義自体が、神経圧迫が原因っぽいなんやかんやで、明確な線引きなどは

あまりないです。

圧迫方向の筋力低下や、腕の太さの明らかな違いなどの示唆がない場合、そもそも神経圧迫で

痛みやしびれが出てくるのかという疑問すらあります。

そして、治療法に牽引療法が名を連ねていますね。

牽引療法が出てくるという事は、あまり医師の方では治療法の研究には一生懸命ではないと

私は考えています。

その根拠となるのはこれです。

その中から牽引の部分を引用します。

5)牽引療法(traction)
■ 頚部痛 ■
推奨グレード D エビデンスレベル 1
機械的牽引の効果を検証したシステマティックレビューにおいて,間歇牽引は急性もし
くは慢性の頚部障害や根症状を伴う頚部障害,ならびに退行性変化に対して疼痛を軽減す
る効果が示され,一方,持続牽引については疼痛の軽減効果がないことが示されている 45)。
また,頚椎牽引が頚背部痛に対して有効または他の治療法に比べても有効であることを示
すエビデンスは不十分であり,有効でないとも言い切れない 46)。
■ 腰 痛 ■
推奨グレード D エビデンスレベル 1
72
急性から慢性の腰痛において,持続または間歇牽引,短期または長期の施行期間の違い
によって,症状改善度,特異的腰痛評価(ODI),復職に対する効果には全く差異がなく,
さらには牽引単独が他の治療と比較して効果的であるともいえず,従来の理学療法に牽引
を追加してもその効果に違いがないことが示されている 25, 47-49)

首も腰も、有効な治療法であるという根拠に乏しく、治療の推奨グレードも低いです。

薬を除くと、軽度だとその牽引が推奨されているという事は、

医師的にはあんまりやることがない

と判断しているのではないかと推測します。

痛みが取れてない場合に考えておくこと

病院に通っていた前提で考えておくと、

特に重篤な疾患の心配はあまりないと思います。病院でみてたので。

でも痛みがとれていない、その場合はどうしたらよいでしょう?

・安静

・運動

・他の場所で治療

等が考えられます。

安静の場合

とりあえず動かすのもリスクを感じるので安静、この選択も悪いわけではありません。

ただ考えておかないといけないのは、「いつまで安静にするか」です。

5年10年と安静にしてればよくなるのか?と言われると疑問です。

ある程度の期間安静にして、変化が見られなければ他の事を考えるべきです。

運動の場合

個人的には、運動を一番推します。

患部をある程度動かしていかないと、中々痛みも取れていかないと考えていますので。

実際問題、適度に動かしておくと、その部分の血流は良くなるので、痛みが減少することが

期待できます。しびれというのは血流が悪くても起きるので、もし運動でしびれ、痛みが減ってきたら

積極的に動かしていくべきです。

すくなくても、半年以上経過していれば、あまり安静にしていても回復効果は他くありませんし、

そのくらい以上たっているものに対しては、元の症状なのか、別のもので痛い、しびれてるのか

既によくわからなくなっていることも多いです。

他の治療院を探すのはどうよ?

牽引治療器以上に効果を出せる治療院はおそらくあると思います。

が、リスクもあります。

・術者が未熟で事故る

・病院以外の機関ではおそらく自費治療になるので出費がかさむ

・行ってみるまでどんな治療をしているか、ちゃんと見てくれるとこなのかはわかりにくい

というあたりはリスクになります。

これらを総合的に踏まえて、どうしたらよくなるかという方法を模索しなければなりません。

なので、もし自分がこの状態であればという過程で治療を受けているとするなら、

1、病院に続けて通う(診断をたまにしてもらう)

2、運動、リハビリ関連の動きを毎日行う

3、つらい時は自分に合った人がいるなら自費治療を受ける

これらをすべて同時並行で行います。

病院に行くことで、診断を継続できるのと、医療費使用で経費を圧縮します。

運動を自分でやることにより、回復を早める+費用圧縮します

たまに自費治療を受けることにより、回復を早める+運動についてプロの意見を聞く

という事が可能になるので、この体制で考えると思います。

どういう運動が良いか?については個人差が大きいので今回は割愛します。

まとめ

頚椎症にまともな特効薬的なものはない

自分で動かして治す努力も必要

その辺が得意なプロに、予算の範囲内で意見を聞きながら治療する

治ってから動くのは時間がかかりすぎる、動くことで治す意識を

投稿者プロフィール

院長
院長けやきの森整骨院 代表
けやきの森整骨院院長。
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
身体に役立つ情報と、整骨院の本来のルールを発信し、間違った利用(肩こりで健康保険など)をなくし、筋肉、骨の専門家として整骨院が信頼されるよう取り組んでいる。
2017年ズボン3本破壊、チャック一回破壊(不可抗力)。
元読書家で歴史小説に目がない人。
少年・青年漫画限定で意味不明に詳しい。
同名の整骨院の活動には関与していません