治療院界隈で、自費移行?を進めているコンサルの方、成功例をお持ちの方はたくさんいると思います。

その中で、健康保険(療養費)の解釈を取り違えた方の系列だと、整骨院や鍼灸院をやめて、整体院にしてしまえ!という選択が出てくるようです。

しかし、国家資格者が整体院をやるというのは、デメリットのほうが多く、患者さんにも不便をかける、今日はそんな話です。

何故整体院をするのか

眺めていて一番多い理由を抜き出していくと、

1、健康保険の扱いに困っている

2、健康保険の請求をしても通らない、返戻が多い

3、特殊な治療法にほれ込んだ

4、整体院にしたほうが、同じ治療でも料金が高くとれる

というかんじでしょうか。

解説していきますね。

1、健康保険の扱いに困っている

取り扱いがよくわかっていないため、何が適用か適用じゃないかで困っているパターンです。

この状態と2番はほぼリンクします。

 

2、健康保険の請求をしても通らない、返戻が多い

取り扱い方を理解していないために、請求しても保険が通らなかったりします。

保険はあくまで保険なので、使えるものは限られていますし、適正かどうかの審査は必ずあります。

で、肩こりや慢性痛など、本来保険適用じゃないものを保険として請求していれば、通らなかったり、差し戻しになったりします。

皆様にはイメージが付きにくいかと思いますが、

健康保険は割引券ではないので、通らなかったということは、本来受け取る料金の1~3割しかなくなるということです。

本当は患者さんが10割負担なのですが、整骨院が代理で請求するという形をとっています。

こんな感じです

で、国、組合が払わなかったときはどうなるかといいますと、通常は皆様に10割負担をしていただくのですが、この状況に陥っている整骨院は、皆様に請求をかけません。

なんでかといいますと、

・そもそも保険が通らないものを保険扱いしちゃった負い目

・代わりに請求していることを理解していない

・ばつが悪い

からです。

なので、黙って損をしています。

帰ってきたらそのまんま泣き寝入りしている方の話を聞いたことがありますが、頭が?になるくらい、そもそも難で請求したんだろう?という状況だったりします。

返戻というのは、保険組合から質問だったりなんだりで差し戻しされてきたものを指します。

差し戻し自体は全然あるんですが、もともと取り扱い半以上のものであれば、疑問点に回答して再度送ります。

なんで回答しない人がいたことにショックでした。

3、特殊な治療法にほれ込んだ

特殊な治療法にほれ込んで、それ一本でやっていこうと思ったときに整体院をやるパターンがあるようです。

特殊な治療法は大概、健康保険関係ない症状に対応していることが多いため、必然的に自費メインになります。

でも整骨院、鍼灸院にいる以上、健康保険は適応条件を満たした場合は義務になるので、整体院にするということがあります。

※整骨院で健康保険を使う条件は、

1)患者さんが健康保険を希望

2)施術者が保険適用の症状であることを確認(原因の明確な、骨、関節、筋肉のけが)

3)労災ではないこと

鍼灸の健康保険の条件は

1)患者さんが健康保険を希望

2)施術者が保険適用の症状であることを確認

  • 神経痛
  • リウマチ
  • 五十肩
  • 頸腕症候群
  • 腰痛症
  • 頚椎捻挫後遺症

医師が鍼灸で健康保険を使うことに同意する書類を作成していること(口頭不可)

 

4、整体院にしたほうが、同じ治療でも料金が高くとれる

これ謎なんですが、イメージってものでしょうか。

整体院にしたほうが、なぜか施術単価が高い傾向があります。

整骨院で一万円の施術があるとめっちゃ高いって言われますが、一万円クラスの整体院はそこそこあります。

なんとなく、

整骨院・・・安くできるところ(保険が使える)

整体院・・・なんかいいかんじっぽいところ

というイメージがあるような感じです。

整体院でよくならなくて何とかしてほしいって保険証を出されたことは、整骨院あるあるです。

では、実際整体院にすると発生するデメリットって何でしょうか?

 

国家資格が使えない

施術所ではなくなるため、国家資格は使えません。

特に鍼灸に関しては、鍼自体を使ってはならなくなるため、鍼灸不能になります。

此方を参考にどうぞ。

医療控除対象外

保険でも自費でも、治療目的であれば医療控除の対象になります。

料金が同じでも患者さんの実質負担額には違いとなって出てきますよね。

※エステ、ダイエットなどは理由つけても多分無理。

 

そもそも学費と時間が無駄

国家資格を取るためには、養成機関に入って試験を通る必要があります。

これは絶対要件です。

そのために費やした時間と学費をなげうって、やれることを減らすってもったいない気がします。

 

まとめ

国家資格者が整体院をやるメリットはあまりない

どうしても健康保険制度と縁が切りたい人や、医療行為をしたくない人はいいと思われる

本来整体院で国家資格名乗るのもまずいって保健所も言ってますよ

 

投稿者プロフィール

院長
院長けやきの森整骨院 代表
4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ