こんにちは、ご飯を食べていたら後ろの席で「あそこ肩こりで保険使ってくれない、けち」と言われた整骨院です。
法律的にはどうあがいても整骨院で慢性痛や肩こりに対して健康保険は使えないのですが、それでも、というなら一か八かの手段を用意しました。
ただし、リスクがつくので、覚悟の上挑戦してください。
なお、この手法を使われた場合でも、コンプライアンス上の問題がぬぐえないため当院は対応しませんのであしからず。
ついでに記載しておきたいことがあるので、こちらもご覧ください。
疲労回復、疲れからくる肩こりに関しては病院でも健康保険は使えません、念のため
これは別に記事にしますね。
先ず敵を知る
日本の健康保険制度の場合、このような形で成り立っています。
1、所属している組合に応じて、保険料を月々支払う
2、健康保険取り扱いの医療機関に対して通院した場合、所属している組合が、7割~9割分を負担してくれる
3、組合が負担するのは各医療機関において健康保険適用の症状のみ
この条件を満たした場合、皆様が言う所の、保険が使える状態となります。
保険料を払っていなければ組合は負担してくれないので10割負担になりますし、適用症状でなければ一切負担してくれません。
整骨院で肩こりや慢性痛が保険使えないのはこのためです。
そして、健康保険を使った場合、医療機関が各組合に申請を出して、組合が審査して初めて保険が通ります。
なので、請求したけど通らなかった、という事は起きますし、不正はばれます。
悪い事をした整骨院と、患者さんがが逮捕されるのはこのためです。
そして己を知る
私の見ている範囲では、整骨院で肩こりや慢性痛で健康保険を断られた人の行動パターンはこんな感じです。
1、帰る、我慢する
2、近所の整骨院で保険使えるかねじ込みに行く
3、病院に行く
4、居座って怒る
大別するとこんな感じです。
超レアケースとして、厚生労働省にクレーム入れたら、それが正当と言われて謝りに来た人が一人だけいました(笑)
このうち、4番は好転することがない上に、整骨院側としても困るので、途方に暮れてしまいます。
2番は、年々対応してくれる整骨院が減少してます。
何故なら、整骨院も少しづつ法律を理解した人が増えてきているからです。
逮捕されると免許はく奪ですしね。
肩こりで数百円請求して、3~4年の学費と、今後この仕事を続けていく事が出来なくなることを天秤にかけたら、
通常は肩こりOKとはなりません。
今までOKだったことがあったりするならば、法律を知らない人がそれなりにいた(昔は国家試験ではありませんでした)のと、チェックが働いてなかったということがあります。
これを踏まえた上で、それでも健康保険でないとダメだ!という覚悟を決めた人は、次の項をお読みください。
覚悟はできたか?
この方法の成功率は不明です。
しかし、肩こりをケガと偽ってやる手法と違うのは、逮捕はされません、多分。
先にリスクの説明をします。
リスクとは
この方法は、申請者の身元が判明する手法の為、保険者、保険組合からチェックが入る可能性があります。
この方法が失敗した場合、整骨院に通った段階で厳重チェックが発生する可能性があるというのがリスクです。
しかし、もともとダメなものを無理やり押し通そうとするのだから、リスクは避けて通れません。
では、本題、やり方です。
やり方
1、保険組合に電話する
2、肩こり、慢性痛で整骨院に通いたい熱い思いをぶつける
3、でも自費は絶対嫌で、健康保険でないとダメな理由をつける
4、組合が認めればOK
正面突破作戦です。
組合が認めれば、肩こりだろうと慰安行為だろうと大丈夫です。
ちなみに、顧問弁護士が、交渉するから原因がわからない痛みはわかんないけど痛いと言っているで請求かけろ、交渉は自分がすると言っていた団体が
あります(実際そこのセミナーで聞きました)。
会場から失笑が巻き起こっていましたが、皆さん自身がやれば、OK出してくれる組合がもしかしたらあるかもしれません。
ただし、国民健康保険組合や、協会けんぽなど、国が噛んでるやつはあきらめた方が無難です。
それでも!という情熱をぶつけて、相手がどう出るか、これは生きざまをかけた戦いなのです。
まとめ
絶対やったらだめだぞ!
投稿者プロフィール

- 4F整骨院 院長
-
4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ
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