結局、予断は良くないんだ

ヘルニアと腰痛は無関係という説があります。

最近ではそのような発信をする治療院も増えてきて、ご存じの方もいるかもしれません。

しかし、そうでないケースもあります。

どちらにしても決めつけは良くない、今日はそんな話です。

ヘルニアと痛みは必ずしもイコールではないのは確か

ヘルニアがそもそも何かって話なんですが、こちらから引用します。

身体の中の一部が、あるべき場所から出てきてしまった状態を「ヘルニア」と言います。
よく知られている「脱腸」も、多くの場合は、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が鼠径部(そけいぶ)の筋膜の間から皮膚の下に出てくる「鼠径(そけい)ヘルニア」と呼ばれる病気です。
いわゆる「でべそ」もまた、生後間もなくへその緒が取れた後に、おへそがとびだしてくる状態で、「臍(さい)ヘルニア」と呼ばれる病気です。

椎間板ヘルニアとは

椎間板の中の髄核が飛び出してしまった状態を「椎間板ヘルニア」と言います。生卵にたとえるならば、黄身が白身を突き破って出てきてしまったのと同じです。

原因としては、加齢や重いものを持ったときの負荷などが考えられています。ちなみに、脊椎は下へ行くほど重さがかかりやすいため、腰に近いところほど椎間板ヘルニアが発症しやすくなります。

体の組織が、元のところからエクソダスする状態をヘルニアと定義しています。

なお、エクソダスについて語ると長くなるので割愛します。

目の前にいるのは自分の信条か、患者さんか

別にヘルニアの痛みは無関係説を押すのはいいと思います。

そういうケースもあるので。

しかし、目の前にいるのは自分の理論ではなく、患者さんです

実際にヘルニアの症状があるか、それが今の痛みと関係あるのかないのかはまだわかりません。

しっかり対峙して、一人一人の症状と向き合わないといけません。

では実際、ヘルニアと無関係な人ばっかり来るんですか?と聞かれれば、それは否です。

ヘルニアの症状がある患者さんも来ます。

実際、

ヘルニアの症状出現→ヘルニア無関係と主張する治療院に行く→関係ないと言われる→悪化→病院→ヘルニア診断→当院に聞きに来る

というケースはありますし、毎年レベルでお話を聞きます。

痛みが取れたらヘルニアは治ったのか?

否です。

上述しているように、痛みとヘルニアかどうかはまた別で、飛び出している状態をヘルニアと呼ぶのであり、痛みが出るモードは2次災害です。

実際、ヘルニアの治療をしたと豪語している方自身が、痛みが取れた後画像診断したら変形は治っていなかったという談話をされています。

そういう意味では無関係という説は一面では正しいのかもしれません。

分けて考えるべきこと

痛くてもヘルニアと関係なことがある

痛くなくてもヘルニアのことがある

痛くてヘルニアのことがある

痛くてヘルニアはあるが、両者は無関係

という可能性を考慮しておくべきと思われます。

その中で、最善手はどれかという判断になるのですが、

決して病院という手段を排除しないこと

が最も大事なので、ヘルニアの可能性であったり、そういう診断を受けた際には、病院否定系の情報にはお気を付けくださいね。

 

投稿者プロフィール

院長
院長けやきの森整骨院 代表
4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ