療養費界隈の「保険」への向き合い方について

先日、健康保険云々についての記事を書いたのですが

健保連の償還払い議論で騒ぐより大事なこと
ちょっと前に、健保連の談話のニュースで治療院界隈が若干ざわつきました。 健康保険組合が、整骨院の健康保険の支払い方式を受領委任払いの受付をやめて償還払いのみに移行しようというのがメインのお話です。 受領委任払いと償還払い...

本日はそこから一歩進めて考察していこうと思います。

保険との向き合い方についてです。

自分たちの活動目的や、思想はいったんおいてフラットにご覧いただければ幸いです。

 

義務と権利を分けて考えよう

義務の部分と権利の部分を分けて話してる人が、事保険関係に関しては多いので、そこは分けて考えるべきではないでしょうか?

義務・・・患者さんが希望した場合はいったん健康保険の適用かどうかの対応をする(仮に適用症状でも患者さんが希望していないのに健康保険の対応を始めるのは越権)

権利・・・自分の資格や技能、経験を生かして適用外の症状に対応する(自費施術など)、その他いろいろな働き方や活動を模索

義務の部分は償還払いであろうと、受領委任払いであろうとも同様です。

これは資格者(柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ師)共通の部分です。

各資格ごとにこじらせの傾向は異なりますが、

これからは自費の時代・・・というのは自由ですが、

例1

患者さん「○○と診断と同意書持ってきたので保険適用できますか?」あはき「うちは自費でやってるんでよそ行ってください」

例2

患者さん「○○が痛くて・・・」整骨院「(見もせず)当院の○○療法は自費ですが根本改善したいなら健康保険なんか意味ないのでこちらをやっていきましょう」

例3

患者さん「けがしてないのですが、保険使ってくれませんか?毎日来たことにしていいので」整骨院「ケガかどうかはみてないので判断しかねますが、そうでない場合は適応外になりますので、申し訳ありませんが健康保険を使えない場合があります」

この中で正解は3しかないです。

どの資格でも共通になるのが、患者さん持ち込みであることです。

そこに対応することと、自分たちのやりたいことをぶつけに行くのは別なので、そこは間違えないようにしたいものです。

※適用外のものには毅然と対応しましょう。

 

療養費自体はどうなるか?

全ての療養費を合わせても医療費の1%弱ですが、多分ここは劇的に変わることはないのではないかと予測します。

医療費全体の問題としては、2025年問題というのがもともとあって、

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/09/dl/s0927-8e.pdf

国民の4人に一人が高齢者というものです。

所得税が減って保険料や介護の負担が爆増すると言われています。

保険の部分は療養費系の国家資格者にとって義務ですが、収入面ではこちらからの部分は圧迫することはほぼ間違いないと思われます。

また、景気が悪くなると一部の医師から殴られるという定例行事が今年も発生したため、感情的にもめんどくさいと思う人は増えたかもしれませんね。

 

問題点

保険は義務、ここは大原則です。ただし、ルールが変わるならそれはそれでいいと思います。

ただ、現在ルールは変わっていないので、上記の内容は頭に入れておくとよいです。

生活習慣や環境が変わって行っているので、時代に適応していくのも必要なことだと思います。

保険症状に対応していないものに自費で対応したり、その他の施策をしていくことはその意味で現状認識としては正しい行動だと思われます。

しかし、義務の部分をスポイルしていたり、そもそも理解していない印象の言動も、少なくともSNSでは多いため、そのうえでのものというより、対策だけやっとけばいいや的な方向になりかねないことを懸念します。

つい数年前まで跋扈していて、だいぶ死にましたがコンサルが持ち込んだ状況が何だったかと言えば、まさにその部分で、おそらくコンプラもしっかりしているコンサルばかりであれば、むしろ治療院界隈の認知や信用はどんどん上がっていた可能性もあるのにもかかわらず、現出してるのは資格者同士の殴り合いと、民間資格者への投石です。

療養費関係の勉強会やセミナーでも、もう償還払いでよくね?みたいな演者もいますが、ではその際の患者さんがやる手続きやその煩雑さについて言及してる人はほとんどいませんでした。

つまり施術者の都合でしか話してない人が、この界隈には多いということです。

 

押さえておくこと

多分頭のいい人や偉い人や、革命家がいいことを思いついたり実行したとしても、それ以前の部分の義務の領域について事細かに語ることはあまりないと思います。

ただ、現場の人間や、それに指導する立場の人間が、今まで義務について知らな過ぎたためにわけのわからないことになっているのが治療院界隈です。

おそらくどんな革命が起きても、そこがおろそかである限り常に信用はされませんし、同じレベルの問題は起きると思われます。

なので、義務と権利、やりたいことをしっかり分けて考えましょう

投稿者プロフィール

院長
院長4F整骨院 院長
4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ
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