○○はこれしかやらない○○するところ、根本から治すのは○○だけってやったら誰が幸せになるんだいジョニー?

https://twitter.com/yoriyoisekaini/status/1187572669446680576?s=20

これ系の表現をたまに目にします。

類似系として

整骨院は保険で電気かけてもむところ、整体院は根本から治すところ

整体院は無資格者が危険なことをしているところ、○○院は国家資格者が根本から治すところ

文法は大体一緒で

Aを自分の解釈で意図的に狭めて定義をする

→それによってAでは自分の悩みは解決しないと刷り込む

Bに来れば根本から改善できる

→根本から治療しようとしたらBに行かなければならない

これを、

よそ下げ自分上げ方式といいます(今名付けた)

こうすることによって、本来他のところに行くはずだった人を自分のところに呼び寄せるやり方です。

これが蔓延した結果、患者さんが施設ごとに違いがわかんねっすぴーひゃらー問題が起きてしまっているので、何とかしたい、今日はそんな話です。

 

施設、資格に貴賤はないけれども

私は柔道整復師という免許を所持しています。

他の資格者と話をしていると、「柔道整復師さんは」「整骨院さんは」

などと言われ、居心地の悪い思いをすることがあります。

他方Twitterランドに行くと、

増税のニュース→整骨院取りしまれ

鍼灸師の逮捕→整骨院取り締まれ

マッサージ師の逮捕→整骨院取り締まれ

整体院の逮捕→整骨院取り締まれ

整骨院の逮捕→整骨院取り締まれ

という、80年代のRPGの村人並みにどんな話題も同じ結論を話す人がいたり、中々趣深いです。

ただ、柔道整復師とか整骨院の単ワードで検索してもでてこないので、声の大きい少数なんだとは思いますけど、SNSはフォローしている人のタイプによって情報が偏るので、そういう人のTLはえらいことになっているのかもしれませんが、試す気はないです。

とまあ、少数の声の大きい人によるマウンティング合戦が開催されていたりするのは、資格によって上下意識があるからじゃないのかなと考えています。

では、資格ってそもそもなんで生まれたのでしょうか

 

日本の医療系国家資格者の位置づけ

医師というのは、日本の医療界の頂点です。

唯一無二の位置にいます。

医療であれば何してもいいです。

ただ、現実的に考えて、一人の患者さんがいたとして、

問診して手ずから検査して診断して説明して薬を処方してその薬を自分で作りつつリハビリをして手術もして看護もする

ってやったら、一日10人みられるかどうかレベルだと思いませんか?

さすがに1日10人だと、国民の皆様に医療が提供できないので、医師の権能の一部をいろいろな資格に分け与えます。

病院のリハビリは理学療法士に

看護は看護師に

検査は放射線技師に

医師の指示のもと、医療の一端を担うプロとして免許が存在します。

医師の権限限定解除です。

これは覚えておきましょう。何かの試験に出るかでないかします。

ただし、医師だけの権限も存在します。

・診断

・手術

・処方

これは医師だけができることです。

それ以外の部分で、医師の代わりとなって私たちは皆様に施術をしています。

でも医師ではないので

権限は一部ありますから、医療従事者として活動が可能です。

医療が提供されるときってどんな時でしょうか?

それは、

病気・けが・出産など

が主な用途になります。あと別枠で予防があります。

予防はワクチン接種、検診などと考えてもらっていいと思います。

これらが基本的に医療機関が携わる役割になります。

病気、ケガ、出産、予防が絡まないものは基本的には医療保険の範疇に入らないと考えると、わかりいいのではないかと思います。

なので、肩こりや疲れなどには健康保険が使えませんという状態です。病院でも基本的には肩こりや疲れでは健康保険は使えません

※検査と、万が一病気だったことを想定した薬とかは出ます。

※2病院以外では保険適用外なので、やれって言われても悲しい顔しかできません。

少し話がそれましたが、医師がほかの資格に限定解除していない権限は、医師のみになるわけです。

診断、手術、処方は医師しかできないため、そういう意味では、冒頭の看板は24%くらいは正解です。

あくまで医師の権限の一部ということを忘れてはならない

残りの74%は間違いです

あまった2%で反省してほしいレベルです。

病院は検査診断しかできないというのは、完全なミスリードを誘う愚かな広告手法です。

どの資格でもそうですが、医師の権能の一部で患者さんに対応するのです。

「いや、自分保険使ってないっすから」

っていう人もいるかもしれませんが、一緒です。

自費だろうが保険だろうが医師の権能の一部で対応していることに変わりがありません

逆に言えば、医療者が行う自費施術は医療の部分があるのかどうなのか?ということは常に考えたほうがいいです。

これらは法律以前に憲法レベルの当たり前です(たとえ話ですよ)。

選択肢を減らすんじゃないよジョニー

○○は○○しかできない

○○は××するところ

こういうのは、差別化とは言いません。

現在の患者さんと未来の自分の選択肢を減らす自傷行為です

仮に自分がやっている施術が、唯一無二の絶対的療法だと思うのであれば、よそなんかほっとけばいいんです。

他の治療院はすべて滅びて穴戸のところしか患者さんが来なくなるはずです。

だって唯一無二なんだもの

そうでないからいろいろよそにちょっかいを出すんだと思いますが、誰も幸せになりません。

患者さんを治療院界隈から遠ざけ、自分の信用を切り売りし、よその信用も落とすだけです。

その辺を自戒と自省しながら、今日も頑張りましょう。

それでも他の人がやいのやいの行って来たら?

無視無視。患者さんだけみとけばオッケーです。あーはん?

 

投稿者プロフィール

院長
院長4F整骨院 院長
4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ
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