資格・無資格議論が感情的すぎるのでまとめてみる

好き嫌いや願望、個人的な感情が入ってるときほど根拠をもって考えましょう、こんにちは。

今日ちょっとやり取りがあったので、note用のネタでまとめていたものをこちらで再構築することにします(多分これは広げといた方が良いと判断しました)。

手技療法界隈でなくならないは話の一つが資格無資格論です。

感情的に過ぎたり、行き過ぎたもの、前提が異なってるものが深刻だと感じたのでそのあたりをまとめてみます。

なお、好き嫌いの感情はなくならないので、それを言い続けるのは個人の自由ですが、それは自分の媒体(サイトやブログなど)で行うべきだと個人的には考えます。

そもそも、資格(免許)はえらいのか

無資格議論に激しめに参戦している方々の表記を見ると、国家資格がない人に人権はないくらいの勢いを感じます。

そんなことはないという人もいるかもしれませんが、そう思われる程度には表現に配慮を感じません。

では資格はえらいのかという話になりますが、偉くはありません。

やりたいことが危険行為をはらんでいたり、一部資格が必要な場合に取っておく必要があるものであり、それ以上でもそれ以下でもありません

個人的には免許の有無で態度が変わるのは人種差別とメンタリティがあまり変わらないと思いますが、個人的な感想なのであしからず。

「資格(免許)」を定義する

資格は、それがあればやっていい事、またはそれがないとやってはいけないことをするために必要なものです。

鍼がしたければ鍼灸師、マッサージがしたければマッサージ師が必要になる、それ以上でもそれ以下でもありません。

もう少し具体的に書くと

上の資格を持たない人が、下の行為をしても違法ではありません。

また、上の資格の人が下の行為をしても違法ではありません。

とりあえず施術所の届け出のあれこれの話は割愛します。

とりあえず資格の定義として上記は覚えておいてほしいかなと思います。

必要な資格があるか内科で活動範囲が変わるだけであって、大きなくくりでセラピスト、または施術者と考えた場合はそこに差はありません。

無資格(無免許)施術批判のおかしな点

定義さえしてしまえばとんとんといくのですが、無資格施術を問題とする場合は、

・鍼灸師を持ってない人が鍼灸をする

・柔道整復師を所持していないのにケガの処置をしちゃう

みたいなものが主であり、

・整体院で鍼灸師が鍼灸を行う

みたいな施術所ルール違反も含めてとがめることは正論と言えますし、これ自体は正しいと思います。

しかし現在これらは違う形になっていることがあり、

・カイロプラクターは無資格だ!あいつらはセラピストではない

・リラクゼーションは無資格だから価値がない

くらい逸脱した話をしている人たちが散見されます。

また、仮にカイロプラクターを名乗る人が鍼灸をした場合、これを省略するからおかしなことになります。

A,カイロプラクターを名乗る人が鍼灸をした

→無資格施術をした悪い人がいる

となりますが、

B,カイロプラクターの無資格施術

→カイロプラクターという人たちは(一般的に)無資格で施術をしてる

と意味が変わってきて、こっちの文脈だと、カイロプラクターは無資格施術だからダメみたいに全然違う話に変容します。

田中さんがスピード違反をしたという話が、

田中って苗字はスピード違反をする奴らの巣窟だってなるくらい乱暴です。

そういうことを言う人たちは、そういう意図でないことが多いだろうと思いますし、本人的には意味が一緒だと思うかもしれません。

表に出てる現象としてはこのくらい意味が違います。

もっとも、全体と個別の区別がつかない、または肩書で差別したいなら別です。それは個人の思想なのでご自身の媒体内で主張なさればよいでしょう。

感情のまま発信すると大体事故る

日本語ってかなり難しい言語のため、教養や気分、仲の良さですら意味が変わってしまいます。

ただなぜかネガティブな感情だけは異常に過剰に反映されやすいという謎の特性を持っています。

したがって、そういう発信をすると、過剰に行き過ぎた表現にいなったり、配慮氷点下の表現になったりしがちです。

・好き嫌いなのか

・正論なのか

・それに携わるすべての人がラベリングされる差別発言になってないか

は、怒ってるときほど見直すべきでしょう。

まあ見直せないから感情的なんですけど。

現状の法律には従おう

質の悪い一部の民間資格者によって医療事故が起きていることは事実です。

しかし上述してきた通り、それは全員ではありません。

個人の犯罪を全体にすり替えるのは卑劣な行為です。

では国は国家資格者以外を取り締まり対象にしているのでしょうか?

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170526_0002.pdf

はい、していません。

かいてませんね。

つまり資格が必要な行為をしなければ違法ではありません。

そこを攻撃するのはやりすぎということです。

そんなことはない!って思います?

麻原彰晃を輩出したからあはきは信用するな

ビックダディを輩出した柔整はろくでなしだ

みたいなことですよ?

医療系国家資格がない人たちに関する事実について

一番最初に偉い偉くないは資格では優劣つかないというような内容を書いておいてなんですが、総合的には国家資格を持っておいた方が良いと個人的には考えています。

さんざん上述してきたような稚拙な議論は良くないですし、各々の領分で協力し合えるならむしろ国家資格の不便さを補える存在にもなりえます。

しかし、資格を所持していない人たちにもぬぐえない事実があります。

1、最低限の医療的な教育を受けていないこと

2、その仕事をするための教育水準が一定ではないこと

です。

医療教育を受けていないため、時に危険な施術を開発、または習ったときのリスクが発生します。

また、整体院やリラクゼーションを始める際、経験0でも現状ははじめてよいのでそこは問題視されても仕方ないというか当然のポイントです。

「資格者より技術が高い!」みたいなあれは論点がずれてます。

むしろ技術が高い人の危険行為の方がヤバいです。

国際基準を満たさないカイロ教育を受けた人の頸椎スラストみたいなことです。

また、厚生労働省の立ち位置としてはこちらです。

情報の見極め方 | 一般の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業
「統合医療」情報発信サイトの「情報の見極...

これは前提として持っておきましょう。

国家資格者がやっている整体院も同様です。

厳密にいえば施術所も当てはまりますけど。

日本の資格がない奴はセラピストではない理論について

差別です、完。

もう少し続けますね。

日本の資格がない人が日本国内で施術をする際には確かに制限が付きます。

DCだろうがレントゲン診断は出来ませんし、まあそんなあれがついて回ります。

しかし、逆に言えば健康被害を出さない前提ですが、それ以外の施術に関して、国が特別の記載をしているもの(頸椎スラストとか)以外は国が判断することです。あなた方に裁く権利はありません。

好き嫌いで嫌いなどは自由意志なので、その範囲で言ってれば誰も迷惑が掛かりません。

また、無免許運転などになぞらえる論も5,6人いらっしゃいましたが、免許部分を無免許でやるのはだめなのは大前提です。

それと無資格の人の人権を認めないが混ざってるからわけわかんないだけです。

無免許は悪ではありません。

今まで私は車の免許持っていませんが、「無免許はだめ!」って言われたことがありません。

無免許で免許がいる行為をすることが良くなく、それをする「人個人が」ダメなだけです。

その区別ができないなら麻原彰晃理論を展開されたらちゃんと正座して謝罪すべきです。

まとめ

好き嫌いを正義感でコーティングしないこと

無免許施術≒無資格者全体または施術

麻原彰晃理論に反論するなら全体と個を一緒にしないこと

投稿者プロフィール

院長
院長4F整骨院 院長
4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ
お電話はこちら
タイトルとURLをコピーしました