値上げをするチェーン店、我慢してつぶれる個人店

増税前の閉店のニュースでこういうのありましたよね。

常連さんゴメン、もう限界…消費増税複雑で老舗続々閉店

年齢的に「あと2、3年」とは思ってはいた。閉店に踏み切ったのは、軽減税率対応のレジの導入に費用がかかり過ぎるからだ。

在庫管理などをするパソコンの交換も必要になる。業者の見積もりでは、設備を一新すると、国の補助があっても300万円ほどかかることが判明した。リースにしても、6年間で約450万円かかる。

という記事ですが、業者の見積もりマジか…というのは置いておいて、実はこれは本当の理由すべてを話してはいないのではないか・・・本日はこんな話です。

では本当の理由とは?

シンプルに体力不足、または体力が尽きたのだと想像しています。

この記事のお店に限らず、個人商店が直面している問題が何かというと、

値上げできない問題です。

個人店は比較的値上げに対しての障害が多い部分があり、そこでのためらいが収支に影響している部分もあるのではないでしょうか?

チェーン、フランチャイズ系は比較的その辺はしれっと上がっています。

個人店と違うのは、総責任者が顧客の前に立っていないことではないでしょうか?

「会社の方針で・・・」

「本社の指令で」

と、上の人間に責任を転嫁してしまえば、それ以上の文句的なものは来ません。

そして、同じ業種の値上げもそこそこ同じタイミングで来るので、全部上がるなら・・・的な。

個人店の場合、責任者が目の前にいるので、「高くなるなら来ない」的なプレッシャーをかける人が比率は謎ですが現れがちです。

ここでの対応次第では(正しくても悪くとられると)風評被害が巻き起こるリスクもあります。

そうするとなかなか踏み切れないこともあるかと思います。

商品(サービス価格)に乗っかってくるもの

・仕入れ価格

・加工コスト

・消耗品コスト

・人件費

・光熱費、家賃

・陳列コスト

・廃棄コスト

・開業資金の返済額

あたりがのっかってくるものの代表格でしょうか。

雑に計算して、これらが引かれて、なおかつ利益が出なければお店を続けることができません。

+-0の場合は?

会社であれば社長は給料でもらってるかもしれません(もらってないかもしれません)が、個人事業だと給料0になります。

また、利益の中から資金をプールしたり、物品の破損した場合の交換予算、アクシデント時の余力を確保しなければなりません。

いわゆる地域に愛される人情営業をしていると、この辺りが全くうまくいきません。

ではなぜ存続しているかといいますと

店長(社長)が自分の人件費、または時間を放棄しているから

ではないでしょうか?

そういえば一年半くらい前に、老舗で、安価な値段で食べ物を提供し続けたお店の閉店に関する考察記事を書いてました。

「いもや」閉店にみる技術者、職人に必要なのは安さではなく真のサービスという話
昨日、こういうニュースを見ました。 神保町で愛され続けて60年――天丼『いもや』の閉店に隠された“人情経営”の限界 ざっくりいうと、ずっと同一価格で頑張っているてんぷら、とんかつ屋さんが閉店を するにあたり、元弟子や関係者の談話を...
「いもや」だけじゃない!ギリギリの原価率⇒体力がなくなり閉店でだれが喜ぶのか?
先日このような記事を投稿したところ、まさかのサイトリニューアル後 一番読まれた記事になりました。 「いもや」閉店にみる技術者、職人に必要なのは安さではなく真のサービスという話 その後街中を歩いていると、同様の問題を抱えている飲食店...

でも閉店するときに、「あんたがたが値上げに文句言うからだ!」とは言えないですよね・・・

ではどうしたらよいか?というのは次回考察してみたいと思います。

まとめ

人情営業はつらい

チェーンと違って苦情がダイレクトに来る

経営者赤貧問題待ったなし

投稿者プロフィール

院長
院長4F整骨院 院長
4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ
お電話はこちら
タイトルとURLをコピーしました