痛み止めに関する会話は整骨院では結構多いです

湿布や痛み止め、効果があるの?使った方がいいの?という話題が多かったのですが、

別の治療院に通っていた方が、ロキソニンなんか飲んでたら死ぬよ!と言われて怖くて飲めないと言っていたので、

本当に痛み止めは危険なのか、飲み続けていたら死ぬのか調べてみました。

全般調べているときりがないので、話題に上っていたロキソニンについて調べた次第です。

細かい所の興味がない人もいる蚊かと思いますので、結論とまとめだけ読んでくれれば分る構成にしました。

 

最初に結論

安全と考えていいと思います。

副作用や死亡リスクは0ではないですが、かなり低く、死亡に関して言えばほぼ天文学的な数字でした。

宝くじに30回くらい当たるくらいのありえなさです。

これをもってして、副作用が危ないとか、死亡リスクが―とか騒ぐ人は、たぶん数字の読み込みに失敗したか、

しきい値の概念を忘れているかだと思います。

ロキソニンってなんでしょう?

第一三共が発売している消炎鎮痛剤です。炎症を抑えて痛みを和らげる作用があります。

正式名称はロキソプロフェンというそうです。

効能、効果はサイトから引用します。

○頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
○悪寒・発熱時の解熱

痛みを和らげる作用があるだけあり、いろいろ効能がありますね!

副作用はこんな感じ

コチラから引用します。

主な副作用として、胃部不快感、みぞおちの痛み、腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振、浮腫・むくみ、発疹、蕁麻疹、眠気、発熱、そう痒感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

そして、数年前に、このような文言が追加されました。

【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

[副作用]の「重大な副作用」の項に

 「小腸・大腸の狭窄・閉塞:

  小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観

  察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場

  合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。」

を追記する。

出典:独立行政法人医薬品医療機器総合機構

これらが当てはまる人が、3年間で6人いて、うち5人が、関連性が否定できなかった、という報告があったので、

この文言が追加されたようです。

だからロキソニンは危ない!という記載をしているサイトを複数発見しました。

さて、この6人という数字は多いのでしょうか?

余談:死亡例も!というタイトルの記事が複数ありましたが、死亡に関する記載とソースは本文で発見できませんでした。

釣りタイトルと思われかねないので、タイトル変えた方がいいなと思いました。

ロキソニンの延べ使用数と、副作用の割合

重篤な副作用が起きた例として、3年で6人という事がわかりました。

次は、副作用が起きる確率がどのくらいなのでしょうか?

 

年間服用の延べ人数のソースがなかなか見つからなかったために、第一三共のサイトからこのデータを発見して、売上から服用量を計算してみました。

ロキソニン
消炎鎮痛剤
(うちロキソニンテープ)
596
(335)
593
(352)
△3
△0.6%

596-335=261(単位は億)

ロキソニンの薬価が15.90

1点10円換算で1錠あたり159円

これを一日2錠と計算すると一日当たり218円

とかやってて混乱していたところ、ようやくソースを発見したのでこの計算は捨てます(やり方誰か教えてください(笑))

数字関連の記事はコチラ

文章をいくつか引用します。

なぜロキソニンは使われるのか

ここまでロキソニンの危険性について書いたが、しかしロキソニンは痛み止めとして優秀な薬である。副作用はあるが頻度はそれほど高いわけではない。ロキソニンの添付文書にはこう書かれている。

総症例13,486例中副作用の報告されたものは409例(3.03%)であった。その主なものは、消化器症状(胃部不快感、腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振等2.25%)、浮腫・むくみ(0.59%)、発疹・蕁麻疹等 (0.21%)、眠気(0.10%)等が報告されている。

出典:ロキソニン 添付文書(第一三共株式会社)

なにより有用な点は、鎮痛効果の強さだ。代用として使われることが多いアセトアミノフェンという薬と比べても、はるかに効きが良い印象である。医師たちは、この薬が持つ3%程度の副作用発生というマイナスと、高い鎮痛効果というプラスを天秤にかけて処方するか否かを検討しているのである。

副作用の報告が3%!

後は延べ人数がわかれば危険度がわかります。

年間の推定使用患者数(延べ数)は4,500 万人~4,900 万人の幅で推移している、と厚生労働省の報告書にはある。

ハッキリとした数字出現!

しかし、この記事中にリンクのソースが無いので、これで終わるのはやや危険な気がします。

そして探した結果、見つけました!

コチラの記事です!

死亡報告のソースデータも出ていて、ロキソニンとの因果関係が否定できない死亡例が1例あったそうです。

※因果関係が否定できないという文章は、ロキソニンでなくなった!という断定ではないのでご注意ください

ロキソニンに含まれる、酸化マグネシウムでの副作用のPDFもこちらにあります。

これは平成17年度で4500万人が服用しているようです。

なので4500~4900万人が服用というロキソニン単独ソースは見つかりませんでしたが、

少なくとも酸化マグネシウムと同等かそれ以上の服用者がいると考えてよさそうです。

そうなると、重篤な副作用が起きる確率、死亡率の計算が出来そうです。

副作用発生率と死亡率

 

死亡例が1例出ているので、こちらはこんな感じです。

電卓がわけわからない表示になったので引用します。

<因果関係の有無は関係なし>

4人 ÷ 1億3500万人 × 100 = 約0.000003%

<因果関係が否定できない症例のみ>

1人 ÷ 1億3500万人 × 100 = 約0.0000007%

因果関係の有無を取っ払った死亡例で3億分の1の確率です。

宝くじを1枚買って一等が当選する確率が1000万分の1だったはずなので、

宝くじの1等が30回当選するくらいの確率って感じです。

これの死亡リスクで患者さんが脅されたのには納得がいきませんが、笑い話になったので良しとしましょう(笑)

因みに、上記記事には、死亡確率一覧が載っています。

画像の権利でキャプショできませんが、

食中毒でなくなる確率>酸化マグネシウム(ロキソニンに含まれる成分)が原因で死亡するかもしれない確率>落雷が直撃して死亡する確率

となるみたいです。

ただ、体調不良になるレベルの副作用の確率に関しては3%くらいあります、念のため。

とりあえず安心だけど

薬なので、副作用があるのは当たり前です。

そして、痛み止めは頓服(症状があるときに飲む)なので、何もない時に飲み続けるものではありません。

と考えると、基本は安心して問題はありませんが、痛み止めだけで良くならない場合は、

治療方針や医療機関、治療院の変更を検討すると良いと思います。

もちろん痛み止め飲んでたら痛みがなくなって治ったという人もいますから、

痛み止めを過度に悪者にする必要はありません。

消化器にダメージが来るので、なるべく飲む期間は短くしたいですね。

まとめ

・ロキソニンの死亡リスクは気にしなくていいレベル。交通事故や殺人事件の方が確率がだいぶ上

・副作用の発生率は3%

・宝くじは当たらない気がする

4/13追記:

250錠まとめて飲むと、50%の確率で死ぬようです。

こんな感じ。

投稿者プロフィール

院長
院長
けやきの森整骨院院長。
身体の動きや機能の話が得意
くせ毛と大柄なのに軽やかに動くからだが特徴。
ズボン破壊魔。
元読書家で歴史小説に目がない人。
少年・青年漫画限定で意味不明に詳しい