痛みというのは、とてもつらいですし、ストレスに感じるものですよね。

しかもその痛みは、人には伝わらないことがほとんどです。

つまり、自分の痛みについてわかるのは自分しかいないという事です。

私たち施術者は、症状や検査を通じて痛みが何に根差しているのか、どうしたらよくなるのか、そのお手伝いは出来るのかをいつも考えています。

しかし、皆さん自身が痛みについて、分類していないことが多く、症状の把握が困難な時が往々にしてあります。

例えば腰痛。腰痛は80%が原因不明だと言われています。

つまり、原因がなくても痛いという事が起きるわけで、その場合は、痛みの情報がとても重要になってきます。

また、自分で感じていたことを言語化(口に出す)ことによって、自分の状況を冷静に判断することもできます。

正確な情報を伝えているほど、診断、治療の精度も上がるので、自分が早く良くなるためと思って、やってみることを

お勧めします。

痛みの分類

では、痛みはどうやって分類すればよいでしょうか?

当院の提案としては、

・痛みが出始めた時期

・痛み方

・痛みの変化

・痛み方に周期はあるか

・痛みが強くなる条件

・何かの治療を受けていたか

あたりで分類するとよいと考えます。

もちろん、それらがうまく行かない場合でも、全力でサポートいたしますのでご安心ください。

痛みが出始めた時期

いつかたその痛みが出ているのかをまず考えてみましょう。

一週間前なのか、今日なのか、昨日なのか、もっと前なのか。

いつから痛いのかがわかれば、他の事がわからなくても、慢性的なものなのか、急性的なものなのかがわかりますし、処置の

仕方も変わってきます。まずはいつから痛いのかを考えてみるとよいと思います。

中には、「ずっと痛いんだから来てるんだ」という方もいらっしゃいます。

おっしゃる通りだと思います。

おっしゃる通りなのですが、ずっと我慢されている中で、折角当院へ来てもらったので、一歩進んで、その「ずっと」は「いつ」なのかを考えてもらっています。

特に、長い期間痛い場合は、体の不調全てをつなげて考えてしまいがちなので、身体に起きてることを冷静に判断するうえでも、まずはいつから痛いのかを考えるのはとても重要です。

痛み方

どのような痛み方をしているのか、というのもとても重要な要因です。

・ズキズキ痛い

・重たい

・動かすとぴきっとする

・常に痛い

等など様々ですが、ズキズキ痛かったり、常に痛かったりする場合なんかは特に症状が強いという事を

示唆していますので、重要な要因となります。

うまく言えない場合は適当に擬音でも構いません。

ピリ、でも、メキョでもズシでもズンでも構いません。

ご自分の感じたままの痛み方を教えてください。

痛みの変化

ここでいう痛みの変化とは、

痛めてから今日までの間に痛みがどう変わってきたか、という事です。

・痛みが強くなっている

・痛みは減ってきている

・横ばい

・かなり上下動している

等がわかればいいと思います。

欲を言えば、痛みを10段階で表してもらって、

ピークが10、なにも痛くないが0として、現在の痛みがどのくらいかなども

合わせて言語化できているととても良いのではないでしょうか?

痛み方に周期、法則性はあるか

例えば、

・朝が特に痛い

・夜が痛い

・夜中が痛い

・朝痛いが日中は痛くない

・あまり時間で痛みは変わらない

など、どの時間帯で痛みが変化するか、というのも大事な指標になります。

天候や気温で変わる場合も、覚えていたら医療者に伝えるといいでしょう。

さすがに気圧までは記録しなくてもいいと思います。

「先生、私の腰の痛みは、1026ヘクトパスカルあたりの時が一番痛いのですが、何ヘクトパスカルの時が一番

楽なんですか?」と聞かれても困ってしまうので(笑)

痛みが強くなる条件

どういうときに痛みが強くなるかも重要な指標です。

・仕事中だけ痛い(立ち仕事、デスクワーク、軽作業、肉体労働等)

・仕事中は平気だが終わると痛い

・運動中痛い

・運動中痛くないが終わると痛い

等です。

これで条件がだいぶ変わってくるので、検査のしやすさ、施術のしやすさは相当違います。

 

何かの治療を受けていたか(それで変化はあったか)

どういう治療を受けていたか、それにより変化があったかも覚えておくといい事の一つです。

・レントゲンを撮って骨に異常がなかった

⇒骨の事は心配いらない

・痛い場所を一生懸命もんでもらったが変わらなかった

⇒他の部分の関連で痛みが出ている可能性がある

・○○してもらったときは調子が良かった

⇒その治療の方向性で変化を起こせたなら、考え方としてあってるかも

・シップ、痛み止めしかくれなかった

⇒入院、手術の恐れがない

など、色々なことが推測できます。

今まで受けてきた治療が良かった場合もあるでしょうし、そうじゃなかったこともあるでしょう。

それはそれとして、あの時はどうだったかを考えると、治療方針の大きなヒントになります。

まとめ

・痛みについて考えておくことはとても大事

・言語化することで自分も整理がつく

・いろんな情報を治療側と共有できることはメリットが大きい

投稿者プロフィール

院長
院長
けやきの森整骨院院長。
身体の動きや機能の話が得意
くせ毛と大柄なのに軽やかに動くからだが特徴。
ズボン破壊魔。
元読書家で歴史小説に目がない人。
少年・青年漫画限定で意味不明に詳しい