ネットパトロールとは

大体の業種は、やっていいことと悪い事が存在します。

その中で、さらに悪質なものと、そうでないものがあります。

この中で、悪質寄りの不適切な表現は、看板などではそれなりに罰則もある中で運用されていました(やらかしてるところはありますけど)が、ネット、サイトに関しては、今までは実質無法地帯でした。

チラシなどと違い、サイトは自分の意志で訪れないと情報に触れることがない=広告ではない、というのが今までの解釈だったのです。

結果何が起きたかといいますと、

誇大広告

違法な表記

同業者、類似業者に対する過度の誹謗中傷が発生していました。

それによる健康被害や、金銭的被害が拡大するのを防ぐため、現在ウェブを含む広告のガイドラインを整骨院側と、国などが話し合っています。

既に医師の方ではガイドラインが策定されて、今年の6月からスタートしています。

具体的には、

・某美容外科のCMに価格表記が加わった

・医師のサイトから、患者さんの声が消えた

等が変化として起こっています。

前置きが長くなりました。

ネットパトロールとは、それらの誇大広告や違法な表記などを消費者が通報できる仕組みで、おかしな表現、違法な表現を通報することによって、そのようなサイトを是正していこうという仕組みと思っていただければOKです。

これ自体は去年から始まっていたのですが、整骨院や鍼灸、マッサージなどの国家資格は含まれていなかったために、結構他人ごとにしていた同業者の方もいたのではないでしょうか。

しかし、最近整骨院などの欄が入っていることが判明したので、整骨院を利用される皆様はもちろん、同省の方への注意喚起の意味を込めて、筆を執らせていただきます。

ね?

※特定の個人、団体に対する他意はありません。

何が特に問題の表記か

大きく分けて、

盛りすぎ

違法

の3点が問題になると思います。

その他の細かい部分は、ガイドライン策定後にまた変わると思いますが、この三つは、ガイドラインの流れに関係なくダメです。

盛りすぎの具体例

・地域一番

・口コミナンバーワン

など、自分目線で盛りすぎているものは通報リスク、指導リスクが高いと考えます。

地域一番は、基準が曖昧過ぎるので、言ったもの勝ちの側面があります。

モラルがある整骨院は通常こんなこと書きませんが、ピュアな人が多いのもまた整骨院なので、コンサルが吹き込むとあっ、そうかとやってしまうことがあります。

誰の目にもとまることがない超マイナー業種であれば、萌えポイントかもしれませんが、保険などのルールなどは浸透してない割に数が多い整骨院は一定の知名度を有しています。

盛りすぎ表記の整骨院が逮捕報道出るたびに、見出しには「整骨院」の文字が大きく踊ります。

そう、整骨院経営、勤務の○○容疑者とかより、整骨院の文字だけ強調されて出てきてしまいます。

つまり、自分だけでなくて、業種全体に迷惑を掛けます。

やめれ、というのが偽らざる気持ちです。

これは盛りすぎと被る部分もありますが、明確な嘘はまずいです。

特に数字系の嘘なんて計算すればすぐばれます。

・改善率○○%以上

・延べ●万人以上治療実績

等が代表的でしょうか。

改善率というのは、何をもって改善化の定義がはっきりしていないのが一点、また、パーセンテージを出す以上、

分母や総数を出すのは当たり前

でありますが、それをしていないところが圧倒的大多数です。

前にも調べたのですが、改善率を出してるところって、なんか90%以上ばっかりなのはなんででしょうね?

それにしても、改善の定義をはっきりしないと分母出せないですし、何を基準なんでしょうか?

誰か教えて偉い人。

延べ●万人も結構香ばしくて、

1、患者さんの延べ人数

2、自分が施術した患者さんの数

3、患者さんの数

で変わります。

たとえば、5年間で5万人の実績を謳う人がいるとします。

つまり年間1万人です。

つまり1日27人施術している計算になります。

もし、その先生の治療法が60分かかるとしたら、

計算するまでもなく嘘ですよね?(笑)

もしスタッフが複数人いたとしても、中々厳しい計算になってきます。

違法なもの

一番まずいのはこれです

違法通報されたら、直せのレベルでは済まない可能性があります。

だって違法だもの。

何が違法かっていうのを上げていくと

・学生の保険料金割引(医療費は割り増し割引禁止)

・交通事故の交渉はお任せください的な奴(弁護士法違反)

・マッサージ師がいないのにマッサージ表記(あんま、マッサージ、指圧に関する法律違反)

あたりでしょうか。

明確な違法行為をしているという通報が溜まってきたら・・・ですよね。

サイトで整骨院・鍼灸マッサージ院・整体院を探すときの注意点

上記のような記載をしているところは避けた方が無難かもしれません。

健康保険を使用する場合は。

自費施術で探す場合にしても、改善率●%のところはかなりその確率は盛ってると考えていくのが吉です。

情報発信をしっかりしていて、真面目にやっているところは、今上述した表記を載せている表記がいかにまずいか知っています。

世の中にしっかりアンテナを張っているので、施術法などの選択にもリスクが少ないと思われます。

 

整骨院、整体院はどうすれば良いのか

この制度が出た時に、最も懸念するのが、

同業者へのあらさがし通報大会の開催

です。

これダメですよ?

冒頭でも書きましたが、もしこれが奏功して、近隣のどっかが逮捕されたりとかしますよね?

見出しは整骨院逮捕ですよ?

結局自分たちの職種の信用が一つ下がるだけです。

整体院の皆さん、チャンスだと思っていませんか?

違いますよ?

あえて患者さんを外して知人100人に聞きましたが、

整骨院と整体院の区別ついてない人が多いですからね?

整骨院の評判が落ちれば、芋ずる式に整体の評価も落ちますよ。

更に言えば、整骨院みたいな国家資格者がいるところすらあれなら、民間もっとアレだねって流れになったらどうしますか?

そもそも、利用者の立場になって考えたら、

人の悪口ばっかり言ってるところにわざわざ行きますか?

って話です。

それより大事なことは、

アウト表現があれば直して、

・体にこういうことをすればこれだけよい

・こんな人たちの助けになりたい

という事を発信したり、来た人に伝えてあげて、

他は知らんけど、ここの人たちは信用できる

と思ってもらった方が100倍得だと思うのですが、どうでしょう?

まとめ

・制度に無関心ヤバス

・違法ヤバス

・人をけなすより、自分たちの良さを伝えよう

・でも盛ったりウソはだめよ

 

投稿者プロフィール

院長
院長けやきの森整骨院 代表
けやきの森整骨院院長。
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
身体に役立つ情報と、整骨院の本来のルールを発信し、間違った利用(肩こりで健康保険など)をなくし、筋肉、骨の専門家として整骨院が信頼されるよう取り組んでいる。
2017年ズボン3本破壊、チャック一回破壊(不可抗力)。
元読書家で歴史小説に目がない人。
少年・青年漫画限定で意味不明に詳しい。
同名の整骨院の活動には関与していません