整骨院がなくなれば医療費削減ができる、というロジックを展開する方は、特にTwitterランドでは散見されます。
さて、医療費は削減されるんでしょうか?考察してみました。
結論
されません。
数字をみれば明らかです。
整骨院の医療費における比率
こんな感じで、一番多かった平成23年度の時点でも2%以下、現在は余裕で1%以下です。
1%分の医療費を削減したところで、伸び率から考えるとほぼ意味がありません。
平成28年度(マイナス)を含めても平均1,74%の医療費増加率ですので、まったく削減効果はないと思われます。
しかも、これは現状から数字を引いただけです。
実際は、整骨院分の医療費の割り振り先は、ほぼ病院ですので、病院の患者さんがより増えた場合どうなるか?を考える必要があります。
出していい数字が見当たらなかったため、ざっくり行きますと、
1、病院の進路湯報酬の方が、整骨院の健康保険窓口より上である
2、整骨院と違い、病院は慢性症状も健康保険が適用される
ということを考えた場合、病院患者数の増加=医療費のさらなる増大につながります。
少し考えると大体の人は理解できるのですが、医師以外の医療系国家資格は、医師の権限の限定解除です。
したがって、医師より年収の高い医療系国家資格はありませんし、診療報酬額を整骨院界隈が侵食することはないです。
むしろ抑制に貢献しているレベルです、数字の上では。
では、湿布を自己負担にしてみればどうでしょうか?
湿布自己負担にしてもたかが知れている
5000億円程度の医療費削減が見込めます。
これも1%ちょいなので、一年たったら医療費上がっておしまいです。
さらに、2025年問題が控えているため、このままいけば医療費の伸び率は果てしなくなってきます。
このあたりは、情報を知らなかった人でも、これだけでそろえば計算できます。
知らない人は知れば解決・・・知ってて言ってる人は・・・
数字がわかってて悪く言ってる人は、フォースの暗黒面に支配されておる
スターウォーズ見たことないので適当ですが、多分あってるはず。
感情の世界にいらっしゃるので、放っておいていいと思います。
大多数は、そんなことよりも、少ない回数でよくできるかであったり、自分のところだけではなく、よそと連携して患者さんをよくして意向だったりを考えているはずなので。
まとめ
憎しみは人の目を曇らせる
流派・東方不敗は王者の風よ
数字知らなかった人には教えてあげれば解決
投稿者プロフィール

- 4F整骨院 院長
- 4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ
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