かつてあった実話。腰痛と思いきや・・・

これは私たち手技療法をやる人間が病院へ行かせないで、
「大丈夫です、必ず良くなります」と、信念をもって施術することは大事です。
抱え込んじゃった場合に起こる事でもあるので自戒を込めて。

あれは6年前

当時通っていた患者さんの紹介で、その後近所の方でしたか、腰が痛いとのことで紹介されて来院されました。

当時は2週間前くらいから腰が痛くなり、病院で診てもらったけれども骨の変形が無くて、湿布と痛み止めで様子をみてくれ、とのことでした。

わりとよくある状態です。

腰回りの筋肉の検査でも、あ~ここ痛めちゃってるんだな~という部分が確認できたので、恐らく力になれるだろうと判断して施術を開始しました。

はじめて数回ですかね、痛みが半分くらいになり、徐々に笑顔を見せてくれるようになりました。

よしよし、とホッとしていたのですが・・・

好き嫌いのクレーム、と思いきや

その後、良くなってきたので、少しづつ通院間隔をあけて行っていたのですが、ある日の事、急激な痛みを訴えて来院されました。

時期的には、はじめていらしてから1ヶ月くらいでした。

曰く、前回(今はいない別のスタッフの)施術を受けたところ、翌日から痛くてどうしようもない、とのこと。

診た限りでは、乱暴な施術をした形跡もありませんでしたし、もしやっていたと仮定したときに起こる症状でもありませんでした。

何かが気に入らなかったのか?と思って施術し、本人も少し痛みが和らいだと言って帰られました。

そして翌日来院。

やってもらったときはいいけど、帰ったらとても痛い、何とかしてくれとのことでした。

頼られたら何とかしたいのがこの仕事、考えられる手段を講じましたが、翌日、また同じことが起きました。

何かがおかしい。

ケガとは違う痛み方

様子が変わって3日目の朝、痛いから話なんかしなくていい、早くやってくれと言われながらも、やはり様子がおかしいので、日常生活の痛みなどなどを

聞いてみました。

やはり何かがおかしい。

そして初診の時に反応が出たテストをしてみると、なんと無反応です。

其れとは関係なく痛みを訴えています。

ふと思う所があり、お腹を触ってみました。

かなり張っています。

それだけでは断定はできませんが、ケガの検査の反応と照らし合わせて、また、自分では原因が特定できないことから、

これはもう検査しかない、そう思い、患者さんに説明しました。

この時に行ってもらおうとしたのは内科です。

最初の経緯もあり、病院は湿布張って終わりだと思っていたようですが、みてもらいたいのは内科であること、湿布張って終わりの症状であれば

コチラの施術でもなんとかなるので、とりあえず安心する意味でも一度検査をしてくださいと無理押しして、病院に行ってもらいました。

結果は・・・

その後、紹介してくれた患者さんにそれとなく聞いたところ、

急性骨髄性白血病が判明した、とのことでした。

こういうことがあるので、整骨院・鍼灸院や、整体をはじめとした手技療法を行うところは、

絶対に患者さんを病院から遠ざけてはいけない

そう思っています。

そんな例はレアケースだけど

当院の開院以来、把握している範囲ではこのケースは1例だけです。

不安をあおる気は全くありませんが、こういう事も現実に起きていますし、私たちが知らないだけで、通院をやめてしまった方の中にも同じようなケースが

あるかもしれません。

身体を預かる責任を感じながら、日々施術をしています。

まとめの代わりに、皆さんに伝えたいこと

痛みの他に体調の異変を感じたら、一度病院に検査を受けに行ってみてください。

検査を受けて何もない・・・いいんです。むしろそれがいいんです。

病気がない、ということはそれだけで懸念材料が一つ減ったという事です。

安心して治療を受け続けてください。

検査は、何もない事が一番いいのですから。

 

投稿者プロフィール

院長
院長
けやきの森整骨院院長。
身体の動きや機能の話が得意
くせ毛と大柄なのに軽やかに動くからだが特徴。
ズボン破壊魔。
元読書家で歴史小説に目がない人。
少年・青年漫画限定で意味不明に詳しい