最近あまり対応案件はありませんけど、交通事故の患者さんが重なってきたときに、一番大変なのは、証明書の記載です。
草加市で8年やっていて一番まとめてきていた時は10人くらいひと月に証明書を書いてた時期がありますが、死ぬほど大変でした。
本日はそんな話です。
Contents
何度も言うぞ。まずは病院ありき
交通事故の患者さんに対応するときに、大前提中の大前提は、病院の診断を必ず受けてもらうことです。
間違えました。
受け続けてもらうことです。
この診断書をベースに、補強書類として証明書を作成します。
診断箇所をガン無視して独自の理論()を振りかざすと、患者さんに迷惑が掛かりまくる上に、客観的な信用を書きまくるので、注意です。
まあ、病院にちゃんとアテンドしてる人はここは問題ないですよね。
問題がある人は、ちょっと何が問題か考えてみてくださいね。
客観的所見を簡潔に、しっかりと書かねば
どういう症状が残っていて、それが自己と関連性があるかどうかについて、客観的に記載する必要があります。
記載する項目もいくつかありますので、取れるときにちょこちょこ検査したり、測定したりして記録しておきます。
同じ検査でも、月末と月初に二回とっておけば、差異が記録できてなおよいですよね。
一人あたりに各書類の枚数
おおむね4~5枚は最低必要になります。なりますよね?
損保会社から送られてくる紙(左と右。パソコンから打ち出す場合は2枚)、施術箇所が多い場合はさらに2枚
書類の内容の説明やあいさつ文的な紙
送られてくる紙に書くとわかりにくいであろう、客観的所見を記載した紙
病院に報告する所見の紙など
これが患者さんの数分発生しますよね?しないんですか?・・・しますよね!
さらに、場合によっては、患者さんが裁判に突入した場合、これらの書類を裁判所に提出する感じになります。
取り扱い状況でさらに増えるよね
交通事故≒自賠責保険ということは、2019年にもなれば大体の人が知っていると思うのですが、実際自賠責保険ではない場合の書類は、さらに増えることがあります。
健康保険適用の場合は、健康保険の書類を別途に作る必要がありますし、労災の場合も、これは毎月ではないですが書類は発生しますよね。
被害者請求はやったことないので、今のところ実感はないです。
患者さんの数×書類枚数=うひい
その分書類はぐんぐん増えていきます。
患者さんがたくさん来ていれば、その分書類を書きまくる必要があるということです。
もしかすると、書かないでいいジャン的なことを言っている人がいるかもしれません。
それによって患者さんに莫大な被害が発生した事例を私は学んでいますので、それはあり得ないです。
実際一番大変だった時の取り扱い状況
一番つらかった時期だとこんな感じでした。
人数:10人
状況:
相手無保険2人、人身傷害で保証+健保使用
自賠責保険6人
労災2人
健保使用+多部位10割負担1人
多分書類60枚くらい書いてたと思います。
もちろん、健康保険の請求業務や労災の対応、日々の施術もろもろは別にあります。
なので、月に交通事故の患者さん●十人って書いてる人のサイト見ると
本当?
って思っちゃいます。
どちらかというと大変ですってニュアンスになると思うので。
10人以上にまともに対応していたらなかなかきついと思いますし、スタッフに任せられるとしたら、相当な知識レベルと思われますが、●十人って書いてるところにだいたい慰謝料の計算式とか書いてあると、
あー嘘かコンサルカー
っておもっちゃいます。
中には10人以上をすさまじい検査力と書類作成能力で全く苦にしない人もいるかと思いますが、現実的には適当にやってない限りはあんまりできないかな~広告したい気持ちはないかなーって感じです。
でも、実際問題このくらい来ることはあるんで、書類どうするの?っていうところから考えたほうが良いです。
勉強しましょう(宣伝)
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投稿者プロフィール

- 4F整骨院 院長
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4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ
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