皆さんは中学時代どんな本を読んでいましたか?
こんにちは、前回に引き続き、中学生にお勧めのコンテンツと、当時読んでいた本などを消化していきたいと思います。自宅にいることを強いられている中学生向けにお勧めのコンテンツと本について

皆さんは中学時代どんな本を読んでいましたか?
こんにちは、前回に引き続き、中学生にお勧めのコンテンツと、当時読んでいた本などを消化していきたいと思います。当院にいらしている中学生の患者さんにはお話しているのですが、本読んでいるだけで有利になる謎な国、日本ですので、読書習慣はつけておくべきだと思います。
基本的には好きなジャンルを見つけてほしいところですが、読んでおくべきジャンルが一個あります。
文学
です。
日本語はかなりめんどくさい言語で、文章表現があいまいです。
会話であると、雰囲気とか間とか、そういうもので補完ができますし、おそらく補完できる文化が日本という国にはあると思います。
なので、日本人×外国語の場合、「言ってる意味はなんとなくわかるけど何を言ったらいいかわからない」ケースが多いのではないでしょうか。
日本語はあいまいです。
特に文字コミュニケーション(メールやSNS)において、このあいまいさは誤解やもめごとの温床になります。
さらにあいまいなことによって、文法として成立していないくてもなんとなくオフラインでは成立してしまうという問題点もあります。
では日本語を正しく使っているものってなんだろう?となった時に、文学作品の出番です。
めっちゃ安く買えますし。
「文学作品 合本」で検索してみてください。
99円で結構買えます。
福沢諭吉とか。
太宰治あたりになると200円です。一冊数円レベル。
結構大人が読んで楽しめる全集が多いので、この際親子で読書なんてのもいいですね。
ただ、吉川英治だけは作品ごとよりも、111冊本の方がお得なのでお気を付けください。
宮本武蔵とかのばら売りトラップがあります。
この時期は歴史小説にドはまりしていました。今も読んでますが。
後SFも少し読んでいたくらいです。
初めて読んだ歴史小説は多分これ。
クリスマスプレゼントだったと記憶しています。
斎藤道三(前半)、織田信長、明智光秀が主人公の話です。
司馬遼太郎はその後エッセイ以外は大概読んだ(播磨灘とかは読んでない)のですが、日本史や世界史の授業がつまらない理由がこの時分かって、
・授業・・・年表順に成立した出来事や事件を覚える
・歴史小説・・・その時代に生きた人間の逸話と、作者が隙間に挟んだ解釈
※史実と細部が異なってる場合もあるので注意
という差異があり、後者の方が圧倒的に魅力があります。
一回魅力がわかってしまえば、教科書の退屈な記述もニヤニヤと読めるようになるかもしれません。
授業ちゃんと聞いてなかったのでわかんないですけど。
ちなみに、歴史資料の観点から言うと、実際は斎藤道三の前半生は父親のものだったようです。
1990年代末から進んだ岐阜県の歴史編纂の中で、驚くべき事実が明らかになりました。近江国の大名・六角氏による「六角承禎条書」という文書が発見されたのです。そこには、こう記されていました。
「斎藤義龍の祖父、新左衛門尉は京都の妙覚寺の僧だった。やがて、彼は西村の姓を名乗る。その子、土岐氏を討ち、斎藤を名乗る」
つまり、僧から身を起こして武士となった人物と、土岐氏を追放して斎藤を名乗った人物は、別人(親子)だったことがわかります。道三による“国盗り”は、親子2代の物語だったのです。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2015/08/post_11094.html
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三国志、及びその関連本
三国志とその関連本はかなり読み漁りました。
タイトル一緒で作者が違う敵なものも読んでいたのですが、
安能 務 版がおすすめです。
諸葛孔明無能説(軍事指導者としては確かに功績はない)には、歴史小説の妙味を感じました。
荒唐無稽さを楽しむなら、
反三国志
三国志の転換点のあるシーンからのIF本です。
劉備が中国を統一するお話に仕上がっていますが、各武将見せ場ありで、楽しいものとなっています。
あと、なんか爆死が多いです。
水滸伝
みんな大好き水滸伝。
北方謙三が書いたら面白そうだなと思ってたら本当に書きました。
原作がフィクションだからいいと思うのですが、108人の好漢が集うお話ですが、それまで108人誰も死なないのに、サクサク死んでいくのでびっくりしました。
逆にショボ死したあの人だけ最後まで生き残ったのにもビックリ。
北方謙三版に引っ張られましたが、無印版は三パターンあります。
108人の好漢が集う(70回本)
100回本(方 臘討伐)
方 臘という、反乱を起こした実在の人物がいるのですが、その討伐する話が30回分追加されています。
120回本(100回の内容+いざこざ2つ)
2つのいざこざが方 臘の反乱の前に挟まっています。
方 臘の反乱討伐した将軍の一人に宋江という人がいます。
宋江三十六人という賊がいたという説もあり、なんか色々混ざって現在の形になったっぽいです。
偶然かは不明ですが、ちょうど三倍すると108、煩悩の数とぴったりですね。
そして、100回本、120回本ともに遠征から帰ってくると、ぴったり三十六人になっています。
そのあと毒殺されたりしてもう少し減って物語は終わります。
70回本が一番ハッピーに終わるんですよね。
もやもやした人のため、
その後のIF本もあります。
本は読んでおこう
合本やすい