整骨院は、一般的にコンサル系からはカモだと思われていることが多いようです。

その証拠に、いまだに営業はSEO対策とか言ってきます。

何年前の話をしているんだろうと思いますが、他の業種で使いまわされた手法が数年後に営業で出回ることも少なくありません。

今回、こんないい加減な自費移行のサイトからのフィードが頻繁に上がってくるので、内容を読んだのですが、

嘘過ぎる

営業と記事のタイトルがずれすぎてる

極端すぎる

の三点セットだったので、同業者の注意喚起と、利用する皆様が不便や不利益を被らなくていいように、安全性などを検証してみたいと思い、調べたらば、

ダメすぎる

ので記事に致します。

追記:再度広告が上がってましたが、何ら変わってませんでしたので、一部修正してお送りします。

ただ、この手の誤解は、技術系の勉強会でご一緒した同業者が言ってたこともあったので、もしかすると

制度を理解していないで、思い込みからわけのわからない文章になっている可能性が高いと判断し、

制度面の誤解を訂正する方向にしたいと思います。

整骨院の制度を誤解されている同業者の方、整骨院ではマッサージするだけ系のサイトを運営している整体院の方、通院されている方、制度を理解していない整骨院で嫌な目にあった方に役に立つ内容になっております。

自費に対する当院の考え方

自費の治療は、必要であればどんどん行うべきと考えています。

法律は一切変わっていないので、昔からなのですが、整骨院ではけが、けがと思われる筋肉や関節、骨以外の症状に対しては健康保険は使用できません。

自費整骨院が陥りがちな勘違い!保険の外に自費があり、自費の中に保険がある場合があるって話

しかし、筋肉、骨の専門家として身につけた知識と、技術を使って、けが以外の部分や、慢性的な症状に対応するため、自費の施術は必要不可欠です。

極端な話、500円で100回行って、効果を実感できないのと、5万円を一回払って、8割がたよくなったほうが絶対いいですよね。

※極端なたとえ話であり、自費施術が健康保険の100倍の効果があると喧伝する意図はございません。

打消し広告みたいに文字が小さいと、読み逃す恐れがあるため、文字を大きくしてお届けしました。

追記分:謎のタイトル~部位転がし対策マニュアル

文章上謎なタイトルです。

ちなみに、部位転がしというのは、整骨院で健康保険にかかっていて、一定期間が過ぎると長期扱いになって、保険金額が下がったり、「なんでけがいつまでも治らないの?」

的な突込みが保険組合からあるとかないとかという都市伝説があって、

これらを回避するために、定期的にけがを治ったことにして、料金を維持するためまたケガ絵をねつ造する犯罪行為のことらしいです。

タイトルからすると、この犯罪の運用に対するマニュアルに見えるので、どちらかというと逆効果な気がします。

そういうことしなくていいように自費移行しようねってサイトの趣旨だと思うので。

つまり、この広告が何を言っているかというと、

整骨院=犯罪組織

というレッテルを張っているわけですね。

なので、犯罪をしてしまってる人は、このマニュアル意味ないので自首するべきですし、

そうでない人は怒ったほうがいいですよ。

 

中々前途多難な立ち上がり

 

柔整師は患者さんが「腰が痛いから治療してくださいと」来院され、治療が始まります。
治療がよければ、同じ患者さんが通ってくれるようになります。でも毎日来てもらっても保険の請求はできない。
なぜなら厚生省の決まりで患者さん1人あたり1ヶ月に10日の通院日数制限があるから。
そして症状が治って他の部位を痛めた事(いわゆる部位転がし)ももうできない。
さらに、受傷部位数の改正で請求金額自体が下がってる。その結果10年前のように数を治療したら収入がドンドン上がるなんて事がなくなった。
どっちみちまっとうにやればやるだけ、自分の首を自分で締めていってしまわなければいけないのでやる気が出ません。

これが保険請求の辞め時期をしらない柔整師です

誤りのあるところは赤文字で訂正します。そもそも違うところは打消し線で訂正します。

柔整師は患者さんが「腰が痛いから治療してくださいと」来院され、治療が始まります。
治療がよければ、同じ患者さんが通ってくれるようになります。でも毎日来てもらっても保険の請求はできない。→できるだけ早く良くなるように、全力を尽くす大切になってきます。

その症状が、健康保険適用症状であり、毎日通院が必要な場合もありますが、よくなっていくにつれて、毎日通う必要はなくなってきますので、痛みが強い間はしっかり通院しましょう。

なぜなら厚生省の決まりで患者さん1人あたり1ヶ月に10日の通院日数制限があるから。→厚生労働省(厚生省は統合されて、厚生労働省になっています。名称間違えると詐欺だと思われかねませんので、老婆心ながら訂正いたします)の見解では、不必要に通わせることは良しとしていません(痛みが減ってきていて、毎日通院する必要もないのにさせるとか)。

また、一日10日の通院制限というものは、文献をあたっても見当たりませんでしたし、厚生労働省に確認しましたが、そのような事実はございませんとのことでした。

そして症状が治って他の部位を痛めた事(いわゆる部位転がし)ももうできない。 →症状がなくなり、けがが治れば健康保険の取り扱いは終了になりますが、自費施術に切り替えて、予防を含めた治療、通院を続けることによって、今後のけがの予防や、運動の疲労を減らし、より健康な生活を送るためのお手伝いが可能です。

さらに、受傷部位数の改正で請求金額自体が下がってる。その結果10年前のように数を治療したら収入がドンドン上がるなんて事がなくなった。
どっちみちまっとうにやればやるだけ、自分の首を自分で締めていってしまわなければいけないのでやる気が出ません→法律を守ってまっとうにやらなければ、患者さんの信頼も得られませんし、最悪逮捕されて、国家資格を失う可能性もあります。

これが保険請求の辞め時期をしらない柔整師です 健康保険の制度を知らないで運用しているのは本当に怖いですね。

法令に違反せず、よりよい施術を提供するという意味で、自費の施術を用意しておくことは有効です

驚くことに、9割がた修正案件でした。

元の文章で特に気になる部分といえば

一月に10日しか通院してはいけないと厚生省(注:厚生労働省の誤植だと思われます。何年か前の仮面ライダーで、衛生省という組織が出てきたので、もしかすると著者の方は仮面ライダーフリークな方で、見ながら執筆していて間違えたのかもしれません)の決まりで通院制限があるという部分です。

実は、この部分、冒頭で書きましたが、勉強会で知り合った同業者の先生がのべ30人くらい、この話をしていたのです。

ちょっと話が合わないことも多かったので、こういう感じの方と友達になってないので、バイアス0なのですが、実際このくらい、同じことを言っている同業者にあうことはびっくり以外の何物でもありません。

実際こんな制限があるかといいますと、ありません。

なんでこんなことを信じている人がいるのか?

たぶん…これかな?というものがあります。

10回以上来てはいけない理論の源泉

多分これです。

ザックリ解説すると、健康保険を不必要に使うことがないよう、審査をする機構があるのですが、

重点的に見ていく指針として、

・請求箇所が多い(3か所以上)

・通院回数が多い(月10日以上)

・長期間にわたる施術(3か月以上)

というポイントがあり、

これは推定ですが、

10日以上来てると重点的にチェックされる

ということを誰かがセミナーでいう

伝言ゲーム失敗

10日以上来たらやばいらしい←今ここ

な感じだと、同業者から聞いた話を整理すると、そう思われます。

続きの分も、謎

一方、保険請求の辞め時期に詳しい柔整師は、少し違います。
治療をしてお金をもらう。ここまでは同じです。ですが、患者さんの症状を見て、自費メニュー導入するタイミングを見極め、自分も利益が出るような広い視野とスキルを持っています。

患者さんに「もう少し楽に一歩が出て歩きやすくなるので、骨盤矯正をしていきましょう」と提案したり、ときには「このままだと治るのに時間がかかってしまい旅行に行けない。だから一番早く治せる治療法と回数でやっていきましょう」と「個別治療プラン」の計画もします。

患者さんだけの「個別治療プラン」を作るとなれば、当然、通ってくれるようになりますよね。

こうなれば、患者さんはあなた以外の人に、「個別治療プラン」に必要な治療をしてもらおう、なんて考えもしないでしょう。
当然患者さんからも感謝されやすいですし、値下げを要求されることなんてありません。(患者さんから「これからもメンテナンスもよろしく」とお願いされるでしょう)

しかも、同じ患者さんから何人も紹介を受けることができるので(自分の実力が認めらたわけですから)、安定した収入を得ることができます。

上の文章では、まっとうにやるだけ首を絞めるとのことだったので、保険請求の辞め時期に詳しい柔整師は、文章構成上、

やばいやつ

という文脈になるはずなのですが、立派です!な構成になってます。てにおは間違えたのかもしれません

保険だろうが自費だろうが、患者さんの症状は大体異なるので、個別治療プランに自然となると思います。

もしかすると、ベルトコンベアーみたいな整骨院が世の中にはあって、そこの解決専門コンサルの方が筆をとってるのかもしれません。そう考えると、数々の矛盾も説明が・・・つきますかね?

??脱保険っておかしくない??

きっとあなたは、これまでにも保険請求のやめ時期を学んできたことでしょう。
ですが、あなたが、より求められる柔整師になるために、これまで以上に、本気で患者さんに貢献したい。向上心の高いタイプなら、、、
机上の空論ではなく、実践的に保険請求をやめたいなら、、、

いいニュースがあります。

自費移行塾がいかにして創設から4年間で482名もの柔整師を脱保険させてきたのか?
どうやって保険から抜け出したのか?について書いています。
この方法は今も実践して、効果が出ています。これを見れば、料理のレシピのようにどんな食材を用意して、どの順番でフライパンに具材を入れてどうやって炒めてどんな味付けをするのか作った事がない料理でも作り方がわかるように、保険請求をやめていくためにはまず何をしてどうやるのか?順番を明確に知ることができるでしょう。

そもそも、保険請求する権利は整骨院にはないので、やめるやめないの議論が謎なんですよね。

追記:人数が全く変わっていなかったため、あれ以来一人も募集なかったみたいです

 

整骨院ってこんな感じなので、もともと健康保険を含む活動範囲になっています。

これが民間資格との違いになります。

ただ、限定免許なので、医師と同じレベルでは保険が使えません。

ケガや、筋肉関節の、慢性ではない痛みに対応になります。

その際に、取り扱い方法が二つあって、

・償還払い(患者さんが10割払って自分で請求)

・受領委任払い(整骨院が患者さんの請求を代わりにやる。患者さんの窓口負担は一部のみ。要するに建て替える仕組み)

といいます。

整骨院が保険をやめることは、整骨院である限りできません。

患者さんの希望があって(希望がない場合は逆に保険を使えません)、症状が適用範囲であれば、

基本的に健康保険は使うもの

です。

肩こりや慢性症状はダメよ

で、整骨院が選べるのは、

受領委任払いか償還払いか

のみです。

保険請求やめたい人向きの話だそうなので、この場合は受領委任払いをやめるってことだと思いますが、保険から抜け出したいという事になると話は変わってきます。

上で書いたように、整骨院が健康保険について選ぶことが出来るのは、立替払いをするかどうかのみです。

どうしても健康保険をやめたい人相手の文章構成であれば、結論は一個しかありません。

保険をやめる為には

方法は一つしかありません。

整骨院をやめる

これが唯一の手段になります。

そして、ほぐしのお店をやるか、整体をやるかをすれば、保険をやめることが出来ます。

正確に言うと、国家資格者でも、整体院に勤めている限り保険は使えません。というか国家資格者としての権限は一切使えなくなります。

自分の資格より下のランクの施術所を使うと、元の資格は使えないのいで注意!

なので、自費以降のための文章で、誤解を招きかねない部分について注釈をつけてきましたが、健康保険をやめることが目的であれば、

自費移行・・・×

整体院に業種替え・・・〇

となりますが、いかがでしょう?

最後に、一個だけ突っ込んで、添削を終わりたいと思います。

時間の無駄な返礼の処理をしなくてすむからブラックな事をしてないのに返ってきて支払い保留。
こんな無駄な時間を費やさず、もっと患者さんの症状の事を考える時間や、家に早く返って家族団欒を増やせる時間に当てられるようになります。

返礼ってふるさと納税ですか?

 

投稿者プロフィール

院長
院長けやきの森整骨院 代表
4F整骨院院長
柔道整復師歴10年ちょい(国家資格)
趣味:読書(宮城谷昌光、歴史小説全般)、スポーツ観戦(野球:見るのは20年来広島、見てる時だけ勝てば良い派、サッカー、他メジャースポーツは守備範囲)
ズボンをよく壊す
整骨院のちゃんとした利用と、皆様の役に立つ情報発信に努めます。
たまに雑記も書くよ